農政環境常任委員会の管外調査に熊本・鹿児島に来ています。
熊本県立農業大学校の「くまもと農業アカデミー」について。
生活用水の殆どを地下水で賄っている熊本県は農業盛んで、県の農業研究研究センターと熊本県立大学、農業大学校が中心に平成24年度から「学びの場」を提供されていて、就農後の学び直し講座を開設されています。受講生同士のネットワークもでき6次産業にも派生しているそうです。
熊本県議会へ行き「熊本グリーン農業」についてヒアリング。
ゆるキャラのくまモンを活用して、有機農産物から化学肥料・農薬の削減割合順にくまモンのバックにクローバーを配し消費者に分かり易いような表示に取り組まれていました。
鹿児島へ移動し、鹿児島大学農学部へ「林業生産専門技術者養成プログラム」について。
5ヶ月間の15日間120時間で、フォレストマネージャーやフォレストリーダー達を養成する講座。年間12名程度の受講生で九州全域から来られているそうです。
林業の現場での技術継承は「見て覚えろ」方式だったのを、理論と数値で見える化する取り組みでした。これからの兵庫県に当てはめてもとても参考になる内容でした。
木材輸出戦略協議会「日本最大の輸出量を誇る木材輸出拠点」を視察。
輸入木材に国内林業はやられてしまっている、という認識でしたがここ鹿児島県志布志(しぶし)市はとなりの宮崎県の2森林組合と協議会を立ち上げられ、韓国・中国からの大量受注の安定供給に取り組まれています。
ものすごい量の木材ヤードでした。中国へは燻蒸するひつようがあり、木材の山をブルーシートで覆いそこへガスを送っていました。
県立の大隈加工技術研究センターも視察。素材提供型から高付加価値型農業の展開を図るため、新たな加工や流通技術の研究・開発、加工業者による加工品の試作・研究・開発や販路拡大等を支援する施設。遅い時間までの視察になりました。
明日は・「行政に頼らない地域おこし活動」をされている柳谷(やなぎだに)集落(通称:やねだん)・国産材を活用した国内有数の集成材・CLT生産工場の「山佐木材株式会社」などを視察予定です。
昨夜は、小生の誕生日で同僚議員に祝っていただき、ケーキまで頂きました。多くのお祝いメッセージも頂き、嬉しい限りの38歳誕生日でした。
明日もしっかり学んできます。
投稿時間 平成27年11月11日 22:22