期間延長と県独自対策

緊急事態宣言措置の実施期間が5月末までに延長されました。
理由は3つ。
1、医療体制がひっ迫していること
2、新規陽性者が依然多いこと
3、緊急事態措置の指標「ステージⅣ」を下回っていないこと
です。

「1」について

入院病床は935床、うち重症病床は118床ですが、占有率はそれぞれ80.4%、83.0%です(6日現在)。ひっ迫しています。先月23日に各医療機関に要請され、それぞれ1,030床、124床に拡充強化されます。

「2」について

感染状況、直近1週間の新規陽性者数(10万人あたり)、変異株ウィルスの推移は下図データの通りです。

「3」について

ステージⅣの指標では、重症病床使用率が50%、直近1週間の新規陽性者が25人という基準に対し、期間延長の判断をされた5日のデータでは、それぞれ74.5%、53.8人でした。(上図データの通りデータは日々変わっています)が、基準を大きく上回っている状況です。

今日の菅総理大臣も言われていましたが、感染拡大を防ぐことと同時並行で「ワクチン接種」がカギになってきます。

医療従事者の方々ですらまだワクチンが回っていない現状があります。

また、高齢者の方に対して7月末をメドに希望される全員に接種を完了するとの事ですが、日本に到着したワクチン2800万回分のうち6日までのワクチン接種完了は医療従事者向けが395万4834回、高齢者向けが24万2629回、合計419万7463回で未だ15%程だそうです。(首相官邸サイト参照)

地元の医療機関等に確認するとまだ充分に届いていないとのことでした。うまく運用されるよう、どこで止まってしまっているのか等チェックします。

その優先順位についても様々なご意見を頂いています。

次に、この期間延長に伴う対策です。

・酒類、カラオケを提供されている店は、引き続き休業要請で、酒類の持込み許可店も含まれます。その他の店は引き続き5〜20時の時短要請です。

・大規模施設は、11日まで休業要請していましたが、12日以降については土日は休業要請(運動施設・博物館・美術館は除く)で、平日は19時までの営業時短要請です。

・学校の部活動は、先月29日から原則休止でしたが、12日からは充分な対策をした上で平日(4日)は校内(活動拠点がない場合は当該施設を含む)で活動を実施。活動は2時間以内で、土日は原則休止。練習試合・合宿など宿泊を伴う活動は実施しないこと。中体連・高体連が主催する大会やそれに伴う練習はこれまで同様です。

・大規模イベントは、原則無観客での開催要請でしたが12日以降は上限5,000人または50%の小さい方。21時までの時短要請。

以上、協力金については、国と調整中とのこと。

地元では潮干狩りが例年ゴールデンウィークが書き入れ時でしたが、大規模イベントに該当していて、休業を余儀なくされました。

組合員の方から、毎年いろんな地域から多くの人達がG.W.に来られるから拡大する危険もあるし仕方ないかなぁと思ってたけど、協力金もないって、、、どうなん?と悲痛な訴えを聞いています。

我が会派で先月レクを受けた時に、この潮干狩り場やキャンプ場について質問をしました。結果的に休業せざるを得なくなった経緯もあり、カテゴリの考え方・協力金等何とかならないかと昨日も会派として動いていました。

コロナ禍で、分断・孤立化が進み、ギスギスした人間関係になりがちですが、人と人を繋ぐ縁、人とモノを繋ぐ縁になることも議員の大きな使命だと思っています。

自粛疲れで、もううんざりする!とよく耳にします。事実気持ちはよく分かります。が、自分を守る為、社会を守る為、感染拡大防止策のご協力をよろしくお願いします。そして、5月末を待つ前に、ステージⅣの基準値を下回りましょう!!

投稿時間 令和3年5月7日 23:50