今日の日差しはキツかった・・・
今日は、龍野農業改良普及センター職員の皆さんと「揖龍地域の農業・農村を語る会」。
2年前にも「太子みそ」や「太子いちじく」などを視察しましたが、今年は(1)株式会社ささ営農、(2)たつの赤とんぼ米、(3)株式会社たつのアグリ、(4)室津漁業協同組合・魚魚市を視察。
(1)株式会社ささ営農
バジル加工工場は2年前の竣工式に議員になって間もない時に来させて頂いた以来でした。
営農組織から株式会社化された、兵庫県で初めて(全国で6例目)の会社です。新しい事業に積極的に挑戦され、地域を守るため若い従業員を正規雇用され、自然を相手に会社経営されている苦労話などをお聞きしました。
(2)たつの赤とんぼ米
たつのと言えば赤とんぼ(三木露風)
皆さんは赤とんぼをご存知ですか?さおの先など物の先にとまる習性のあるトンボ「アキアカネ」の事です。赤とんぼと云えども色は黄色に近いのですが…
そんな日本の田園風景に欠かせない赤とんぼ、今はほとんど見られなくなってしまいました。
赤とんぼも生息できる農薬の少ない圃場をつくろうと「たつの赤とんぼ米研究会」を設立され、コシヒカリ・ヒノヒカリを今年度約6ha作付け。ひょうご推奨ブランド認証も取得されて、それぞれの圃場に赤とんぼの飼育箱を設置されています。ちょうど今日、羽化したばかりのアキアカネをカゴから放すそうで、見せて頂きました。羽に青いマークをし、氷ノ山か姫路の高い山まで上がっていき、秋には戻ってくることを祈るのみです。
(3)株式会社たつのアグリ
先週も大盛況だった「とうもろこしもぎ取り体験」、地域一体のイベントでした。
それもそのはず、61戸の自治会全世帯が株主になっている株式会社たつのアグリです。
徹底的にムダを省き、水稲栽培の低コスト化と省力化を目的に、様々な取り組みをされています。
無人ヘリで直播栽培、ホバークラフト(船)で農薬散布、面白いことを実行されています。あらゆる数値をデータ化され、新しい品種にも挑戦されています。6次産業化にも取り組まれています。
(4)室津漁協協同組合・魚魚市(とといち)
室津と云えば、「カキ」!そして最近は「アサリ」も!その他おいしい水産物。そしてノスタルジックな風景!人情!
先日NHKで「アナキュウ(アナゴ巻き)」放送されてから問い合わせが殺到中の、室津漁協協同組合が土曜日の10時から13時まで限定で開催されている魚魚市を視察。魚・水産物のお弁当やお惣菜で、2階に上がれば素晴らしい海(室の津)を眺めながら食事を摂ったり休憩できるスペースも提供されています。
また魚食の普及や魚のおろし方を指導されたり、小学生の体験学習の受け入れもされています。
中川組合長から、最近の漁業の現状や室津の実情などを聞き、高木女性部長からはそんな取り組みをお聞きしました。
是非、土曜の朝は室津までお越し下さい!美味しい食材と人情に是非触れてください*\(^o^)/*
お昼にはそのお弁当を頂きました。すべて近場で摂れたものです。文句なしで美味しかったです。
暑い一日でしたが、実りある一日でした。
農業改良普及センターの正規職員も行財政構造改革で、当初の18名(平成21年)から12名まで減少し、宍粟・たつの・太子と広範囲を回っておられます。移動時間だけでも大変ですが、それぞれの実態を把握し他地域の情報も入れながら、その問題解決に(あるいは先駆者になるべく)精励されています。机上の空論にならないよう気をつけて、現場の声を届けるよう私も頑張ります。
投稿時間 平成28年7月28日 22:00